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[展覧会関連]イベント情報:クロストーク/クロージングトーク配信

オープン以来、多くの反響をいただいておりますポストコロナ・アーツ基金の展覧会「『新しい成長』の提起 ポストコロナ社会を創造するアーツプロジェクト」。会期中の関連イベントを新たに2件ご案内いたします。いずれも視聴無料のオンラインライブ配信、ぜひご高覧いただけたら幸いです。

ひとつめは、この取り組みの参加アーティスト選考にご協力いただいた選考委員やゲストを招いてのクロストークです。

11月25日(木)オンライン ライブ配信:クロストーク
17:30-18:40
配信URL(アーカイブ:
https://youtu.be/VgzW1kljF7A
*11/26追記(冒頭、機材トラブルのため音声が聞き取りずらく申し訳ございません。アーカイブをご覧になる方は、開始15分過ぎからクリアな音質でご視聴いただけます)

[登壇者(予定)]
選考委員から:藪前知子(東京都現代美術館学芸員)
鷲田めるろ(十和田市現代美術館館長)
ゲスト:毛利嘉孝(東京藝術大学教授)
司会:中村政人(東京藝術大学教授)

藪前氏は東京都現代美術館でこれまで「大竹伸朗 全景 1955-2006」(2006)、MOTコレクション「特集展示 岡﨑乾二郎」(2009)、「山口小夜子 未来を着る人」(2015)、「おとなもこどもも考える ここは誰の場所?」(2016)、「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」展(2020、現在はオンラインアーカイブ公開中)などを担当。私たちにとって表現とは、また表現者とは何かを考えさせてくれる企画を数多く手がけています。開催中の展覧会「クリスチャン・マークレー トランスレーティング[翻訳する]」も注目です。

鷲田氏は金沢21世紀美術館で学芸員を務めた後、2020年に十和田市現代美術館館長に就任。地域と現代美術をつなぐ取り組みで知られます。国内外の国際芸術祭にも多く関わり、2017年、ヴィネツィアビエンナーレ日本館キュレーター(アーティストは岩崎貴宏)、あいちトリエンナーレ2019キュレーター、瀬戸内国際芸術祭2019アーティスト選考アドバイザリーボード委員などを歴任。十和田市現代美術館では現在「Arts Towada 十周年記念『インター + プレイ』展 第2期」が開催中です。

クロストークではPCAF参加アーティストの選考にご協力くださった選考委員から上記のお二人にご登壇いただき、さらにゲストとして社会学、文化研究を専門とする毛利嘉孝氏(東京藝術大学教授)を迎えて、PCAFの活動や展覧会をめぐって意見交換していただく予定です。

また会期最終日には、アーティストや実行委員が語り合うクロージングイベントをライブ配信いたします。

11月28日(日)オンライン ライブ配信:クロージングトーク
18:10〜19:30
配信URL:https://youtu.be/vXb9_EvgVk4

[登壇者(予定)]
参加作家から:青柳菜摘/布施琳太郎/柳瀬安里
実行委員から:遠山正道(株式会社The Chain Museum 代表取締役社長)
松葉邦彦(株式会社TYRANT 代表取締役・一級建築士)
岡崎奈美子(Shinwa Wise Holdings株式会社 取締役)
司会:毛利嘉孝(東京藝術大学教授)

このトークは展覧会最終日、閉場後の展覧会場から配信予定です。PCAF参加アーティストと、PCAF実行委員会から3名づつが参加。今回の参加アーティスト陣は、いずれもユニークな表現手法やバックグラウンドを持っています。同様に各界有志からなる実行委員会のメンバーもそのキャリアの中で、食文化、建築、医療、金融など様々な世界を経験し、仕事を通じて、あるいはプライベートでコレクターや鑑賞者として(一部は表現者としても)、アートと深く関わってきました。

PCAFがテーマとしている「これからの社会」を考えるにあたって、様々な立場からの視点を共有することは大切だと思われます。また、その共有を起点に何ができるのかも重要な課題でしょう。PCAFでは今後も、活動の記録映像制作や関連書籍の発行を予定しています。展覧会の終了というタイミングで、改めて各登壇者がそれぞれの考えを率直に語り合い、皆様とともに「これから」を考える機会となれば幸いです。